幸せ家族が、たった3年で離散して生活保護に…【不運のドミノ型貧困】



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心身を壊す、なんとなく会社で居にくくなる、転職しようにも求人が少ない……そんな現実がドッと押し寄せる40代。いま、40代で生活が破綻して「貧困」に陥る人が増えているという。

 突然ふりかかってくる病気やリストラなどのアクシデントに見舞われた人のケースを取材した。

◆離婚、リストラ、事故、病気…ここまで重なるのか!?




●友田哲成さん(仮名)47歳のケース

年収:生活保護170万円

 4年前まで18年間勤めていた中小企業の広告代理店では、社内で5番手の地位である次長を務め年収550万円ほどだったのが、突然リストラされてしまったという友田さん。クビ切りに遭う1、2年前までは、奥さんと都内で幸せに暮らしていたのだが、子宝に恵まれた時期から「少しずつ人生の歯車が狂いだした」という。

「子供ができるまではラブラブでしたが、妻が重度の育児ノイローゼになってしまい、僕への愛情は一気に冷めてしまったようでして。そんな頃に東日本大震災が起きたものですから、妻が『東京を離れる!』と言いだし、子供とふたりで実家に帰ってしまったんです」

 ほどなくして妻側から離婚してほしいと言い渡されたそうだ。一方、仕事では、社用車を運転中にトラックに突っ込まれるという交通事故に遭ってしまう。

「震災の影響で会社の業績はだいぶ悪化していて、人員削減をしたかったんでしょうね。過失は10:0でトラック運転手側が悪かったにもかかわらず、給料が高く、ちょうど事故を起こした僕が真っ先にリストラ候補に挙がったんだと思います」

 不当解雇だといって抵抗しなかったのか?

「しませんでしたね。解雇通告書に書かれていた解雇理由が、震災の影響による経営悪化のためだったので、労働基準監督署に相談しても難しいと言われてしまいまして。それに僕の代わりに部下の誰かがクビを切られでもしたらかわいそうだと思い、僕が潔く解雇を受け入れようと」

◆貯金ナシで一気に生活保護へ

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不幸の連鎖はまだ続く。2013年のことだ。

「ある日、就活中に突然殴られたような衝撃が胸に走って……。ストレスが原因で、片肺が破裂していたんです」

 緊急入院し一命を取りとめたが、20万円ほどの入院費を払うことができなかった。

「医療保険には入っておらず、貯金もなかったんです。若い頃からずっとバンドをやっているぐらいロック好きだったので、独身時代は宵越しの銭は持たない主義でしたからね」

 入院費が払えない事情を説明すると、病院側が行政の生活保護担当者に働きかけてくれたため、申請が受理され、現在に至る。

「生活保護の受給額は月13万円で、家賃が6万5000円なので、カツカツです。スーパーの値引きシールが貼られるのを待っているときに貧乏を感じます」

 カツカツながら、冷蔵庫の上にはダース買いされた韓国製の第三のビールが並んでいた。「1本70円。一日4本飲みます」というのが、いま唯一の楽しみなのかもしれない。

 天災、リストラ、離婚、事故、病気。ひとつ歯車が狂うと、ここまでドミノ式に不運が連鎖するのか。せめて貯金があればもう少し状況はマシだったかも……。


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