熟年離婚はできない現実 激増する「老後破産」(4)〈週刊新潮〉



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『老後破産 長寿という悪夢』(新潮社刊)という本が話題を呼び、高齢化社会の日本でにわかに現実味を持って語られはじめた「老後破産」という現実。当連載では住宅ローンや資産運用、社会保障費が原因で苦境に陥るケースをみてきたが、最後に家族関係の問題について考える。


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■年金分割制度はできたものの

 ファイナンシャル・プランナーの紀平正幸氏によれば、

「熟年離婚によって破産に近い状態になる例もある」

 といい、その際、男性よりも女性、それも専業主婦が危険だという。

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「私のところに相談に来たのは、07年に奥さんから申し出て離婚協議に入ったという方。その年、それまでもらえなかった夫の厚生年金を、夫の合意があれば最大で半分受け取れるという法律もできたし、夫の資産も、半分程度もらえると考えたのです」

 だが、夫の年間160万円の年金のうち、国民年金の60万円は折半されず、厚生年金の支払いも夫が渋って月3万円だけに。また、

「夫の資産から1000万円は受け取るつもりが、夫には借金もあり、受け取れたのは400万円だけ。結局、彼女は自分の国民年金と合わせて月9万円の収入しかなく、家賃4万円のアパートで独り暮らしをしていますが、破産は間近。熟年離婚の大半は女性からの申し立てですが、夫の厚生年金のうち妻が受け取れるのは、婚姻期間中に積み立てた分の最大半分。晩婚化が進む今、離婚後の厚生年金は当てにならないと考えたほうがいいでしょう」
■お金だけが目当ての親族

 熟年離婚をしていた場合、一人の年金だけでは医療を受けられない可能性も考えられる。新宿区の戸山団地で、孤独死問題の解決に取り組むNPO法人「人と人をつなぐ会」の本庄有由会長も、

「最後に頼るべきはやはり、家族や友人ですよ」

 と、こう言う。

「数年前の春先、ひとりで寝たまま亡くなった方がいて、北海道の遠縁の親戚に連絡したら、“遺品はそちらで整理してください”と言われました。その後、ベッドのマットレスの下から400万円が出てきたので、再度、同じ親戚に電話すると、慌てて飛んできて、100万円だけ置いて“このお金でよろしくお願いします”と言って、300万円を持ち帰ってしまった。15日の年金支給日に現れ、2万円、3万円をもらってパチンコに行く息子を持つ老人もいましたね」




■用心を重ねても…

 さて、ここまで「いつまでも健康でいられる」という過信が危険だと、いくつも例示してきたが、最後にさる社会福祉法人の理事がこんな事例を指し示す。

「60代前半のある社長夫人は、夫に先立たれ、同じく夫に先立たれた妹さんと相談して財産を整理し、一緒に施設に入所して悠々自適に暮らしていました。ところが、入所して3年くらいして、お姉さんは妹さんに“お金がない”と相談にきた。すると実際、8000万円ほどあった預金がほぼゼロになっていた。百貨店に行っては、店員に勧められるままに宝石を買いあさった結果で、医者に見せると、軽度の認知症の症状が表れていたのです」

 万全の準備をしたはずでも、認知症という伏兵に不意打ちを食らう――。老後のためにはどれほど用心を重ねても過ぎることはない、という教訓であろうか。


金の切れ目は縁の切れ目というくらい


シビアです。それと同じくらいに


近所づきあいも大切です。


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